世界No.1の総長と一輪の花(ハロウィン特別編 花莉side)







「詩優には今イタズラされたもん!」





そう。
イタズラされたからお菓子はだめ。





「…イタズラなら花莉だってした。俺の指噛んでたじゃん」


「……」





そう言われてみればそう……かも。
私だって詩優の指噛んだりしたから……






「…じゃあ……」





必死に言い訳を探す。
思いついたのは、






「……甘いの今あげたじゃん!」






自分で言って恥ずかしいこと。






「じゃあもっと甘いのちょーだい」






詩優は両手を私の頬に添えて、ぐいっと顔を近づける。





「わっ、わかった!お菓子あげる!!」






唇が触れ合う直前でそう言ったのだが、詩優は動きを止めることはせず唇を重ねた。





「んっ…」





キスが深くなるかと思ったら、触れるだけのキスをしてから離れた。






「そのチョコ食べるたびにキスするから。覚悟して」





さっき買ってもらったプリンチョコが入っているコンビニの袋を指さす詩優。
実はプリンチョコはたくさん買ってもらったんだ。






小さいからって……
1つ一口サイズだから詩優が適当に手掴みでとってレジへ持っていったんだ。






たぶんチョコは10個以上あるから……
そのたびにキスするってこと!?






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