扉の向こうにいる彼
5時限目、現代文
「さて、ここから順番に読んでけ」
大好きな現国も頭に入ってこない。
ここは景吾先生に相談してみようかな。
帰りにこっそり保健室によってみた。
コンコンとノックをして入った。すると先生はいなかった。奥のベッドのカーテンがしまっていた。
そこにいるのかなと思って静かに覗いてみた。先生は頭のしたに手をおいて眠っていた。
先生も疲れてるんだな。なんでこんなに整ってるのかなー。
また今度にしよっと振り返った。
「なに、どーしたの。覗きさん?」