Seven...KOKI
今日は11時からだから
遅刻にはならない。
おきてリビングにいくと雪の姿はなく、
テーブルの上に朝食がおいてあった。
あんなことがあっても
ちゃんと作ってくれるんだ。
ゆっくり食べて、支度をして家を出た。
バイクに乗ろうとした時、
横にかけてある雪専用の
ヘルメットが目に入った。
そういえば…ヘルメットに
瞳ってかいてあったな。
その時も嫉妬してたのかな。
よく考えれば今までどれだけひどいこと
してきたんだろう。
家にはまだ瞳のものがいくつか残ってる。
コップや、箸。
女性ものの雑誌とかタオルとか。
あるのに雪はどれも使ってなかった。
自分で買い込んできたな。
気づいてやれなかった。
「本当に…だめだな俺」
今日は何もやる気になれない…。
「はい!本日はこれで終わりです!
おつかれさまでした~!」