Seven...KOKI
雪に触れられた時。
抱きしめたかった。
雪って…呼びたかった。
宮さんなんて呼びたくない。
あいつは雪だ。
愛莉じゃない。
桜愛莉でも、宮愛莉でもない…。
山村雪だ。
俺の…彼女なんだよ。
スタジオの外でしゃがみこみ
うつむいた。
俺…どうすればいいんだよ。
「光輝」
上から降ってきた声。
顔をあげると心配そうな香奈さん。
「大丈夫?」
俺の横に座りながらそう言う。
「…え?」
「雪ちゃんにあんな態度とって。
きついだろうね…」
空を見上げそうつぶやいた。