ねぇ、愛して?
ご飯作らなきゃ、と思っていると

「米、昨日の夜炊いておいたから」

優が言った。

「あ、ありがとう」

と口ではいいながら心ではこんなことを考えていたりする

それって私のためにやってくれたの?
それとも幸と遊ぶ時間つくる為にやってるの?

って。

こんなことを思うくらい、自分がこんなに嫉妬する独占欲の強い女だって知らなかった。

   子どもを産んで初めて知った。

こうして水瀬家の朝が過ぎてゆく…
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