不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
エレベーターが五階につき、香田さんは私の手を引き家に入ると自分の部屋に私を押し込めた。

「大雅は美里の家に行ったみたいだからあとで紹介する。

明莉…」


香田さんは私を抱き締め…そのままベッドに押し倒した。

「俺がさ嫌うわけないだろ。

子供っぽいとか飽きたとかそんなことは思わない。

明莉のお兄さんたちにいったはずだけど忘れたのか?

明莉といずれ結婚したいって」

私を見下ろしている香田さんの瞳が妖しく揺れる。

「明莉しか見てないし俺は…明莉しかいらない。

欲しいのは明莉だけだ」

そっと近づいた顔は優しく唇を重ねて、少し開いた唇は舌先で私の唇をなぞりそっと私の口内に入りこんできた。

「んっ…」

脳内がしびれ身体が熱をもちはじめる。

すべての思考が停止する甘くてとろけるようなキス。

身体の力がすっかりぬけ…温かな香田さんの服越しに伝わる体温が心地よくて…安心した私は気がつけばそのまま眠りに落ちていた。
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