クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を


潤の鞄の中、あんまり物が入っていない。



ほとんど置き勉をしてる。



似たような表紙のノートを三冊見つけた。



日本史、……どれだろう?



これかなと適当に取り出してパラパラとページをめくって確認する。




──これじゃなかった。




これは、私が絶対に手にとって見てはいけないノートだった……。




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