あたしを知らないキミへ
そんな朋美からの言葉が、素直に嬉しかった。

「ありがと」
そして、あたしもちょうど入っていたタコさんウインナーに手を伸ばした。


「恵美加!またね!楽しんでくるんだよ!」
「またな」
そう言って、あたしに手を振る朋美と玄関先で別れた。

行きつけのお店まで一人で向かう。
それからしばらく歩いていたら、お店が見えてきた。

賢斗との待ち合わせの時間は16時30分。
今の時刻は16時26分。
ちょうどいい時間帯かも。

さっきまで音楽を聴いていたから、イヤホンを外して鞄の中にしまおうとした瞬間、
「恵美加?」
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