この恋だけは予測不能！！

小人地味男

校長先生「いやぁいつも関心ですねぇ杉浦(すぎうら)君」

この人は低身長だが体が横に大きいせいか、妙(みょう)に迫力のあるこの学校の校長先生である。

そんな校長先生はいつも学校の裏にいる杉浦という男の子に気を配(くば)っていた。

身長140
顔はこれまた地味系で黒淵(くろぶち)メガネ
髪ははおかっぱ頭のような感じ
スタイルはとにかく小さい身長で、まるで小学生並みのスタイルだ。
性格は大人しくいつももじもじしている
彼の名前は杉浦明(あきら)
あだ名は小人。
虐められやすいキャラである

この子が二人目の主人公だ。

校長先生はその明がいつも学校の裏に捨ててあるゴミを拾っているので声をかけただけだったのだが、明は校長先生の声を聞くなり逃げ出してしまった。

校長先生「やはりまだ虐めが続いているのか…あれだけの長丁場の話し合いをしたというのに…」

校長先生は明や聡子がいじめを受けているのにある事件がきっかけで気がついた。
そして虐めをしている人はかなりいたのだが忙しい時間をさき、一人一人と話し合いをし、やめるようにうながした。

それからだ二人が校長先生を避けるようになったのは

校長先生「恐らく私に告げ口したと言われたか…酷い仕打ちを受けたか…。もしくは両方か…いずれにしてもなんとかしなくては…」

柊木「校長先生っ」

校長先生が声のした方を向くと優衣が走ってこっちに向かって来ていた。

校長先生「優衣君。どうかしたのかい？」

息切れしてる優衣に校長先生は問(と)いた

優衣「さっさっき、そ、そこで…明君がいて、走ってきたから、もしかしてまたなんかあったんじゃないかって…もしそうなら犯人にもう止めてって言いたくて！」

優衣は息切れしながら叫んだ

校長先生「落ち着きなさい。私が話しかけたせいで驚かしてしまったようなんだ。ただそれだけなんですよ。」

優衣「え？…ではもう虐めは…あの時でなくなったのでしょうか？」

校長先生「あの時…か…そう言えばで虐めに私が気づけたのは皮肉にもあの事件のおかげだった。私は生徒の苦しみに気づけてやれなかった。そして今も苦しめてしまっている…教師として恥ずかしいよ」

優衣「そっそんな！先生があの時来たからあの事件は丸く収まったんです！」

校長先生「君は優しいね。でもね私には君の一言で場が落ち着いたように見えたよ。転校したてだったのにあんな思いさせて申し訳なかった…」

優衣「それは、先生のせいなんかじゃありません！決して！」

校長先生はそう優衣に言われながらあの時の事を思い出していった。