私の想い、キミの隣。
『…まぁ、そういうときもあるだろ。無理するな』


そう言って彼は私の頭をなでていた。


ドキッ————。


『今日は送っていくから。』


気付けば私の心臓はうるさいくらいになっている。




暑くて、人に触られるなんて鬱陶しい。

まして相手は玲。

送ってもらうなんてそんなことしなくてもいい……

いつも人の事茶化すし、いたずらされるし、おもちゃみたいに扱うし…本当、嫌な奴だもん!




…そんなやつなのに。

彼になでられている間とても心地よくて…安心している私がいた。




―————今思えばこの時から、だったのかもしれない。


私が君に恋に落ちた瞬間は。








「————。——————き。」
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