ずっと一緒にいてね?

「それでね、はるなのことなんだけど、はるなには、今日こはるちゃんが来たことと、どんな感じの子かっていうのは、伝えさせてもらうね。」


「…はい、よろしくお願いします。」


「いいえ、こちらこそありがとう。今日この後、はるなに話そうと思うんだけど、はるながこはるちゃんに会いたいっていうかは分からない…。だから、今週中にこはるちゃんの下駄箱に返事を入れるのでいいかな?」


ごめんね、とすごく申し訳なさそうに謝る生徒会長さん。


「全然大丈夫です。むしろ生徒会長さん達にお手数をおかけしてすみません…。怖がられて、友達になれないかもしれないことも、分かっているので、大丈夫です。」


「ごめんね、気使わせて…。でも、こはるちゃんなら、はるなと仲良くなれると思う。だから、自信持ってね!」


会計の岩見先輩が、笑顔で右手の親指を立ててくれる。
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