ずっと一緒にいてね?

すると、えみちゃんは目を細めて微笑んだ。


その微笑んだえみちゃんの顔はとても綺麗で。


そして、握る手を強めてくれて。


「はるなは今のままでいてね。無理やり変わる必要なんてないよ。はるなの良さは私達が一番良く知ってるから。」




…ああ、やっぱり好きだなぁ。


こういうみんなからの何気ない一言からみんなへの好きがどんどん大きくなっていく。


そんなことを考えていれば、急にえみちゃんを含めてみんなが立ち止まる。


「はるな、学校に着いたよ。」


そう言ったのは、前を歩いていたももかちゃんで。


おそるおそる顔を上げれば、私の目の前には学校の門があって他の生徒も次々と登校して来ているようだった。
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