ずっと一緒にいてね?

「…はるながこっち向いてくれないと、俺はるなのこと嫌いになっちゃうけどいいの?」


おそらくこう言えば、こっちを向いてくれるはず。


何たってはるなは俺のこと大好きだからな。


自分でこんなこと言うのもはずいけど。


予想通り、はるなは泣きそうになりながら、上目遣いに俺を見つめてきた。


……っヤバイ、可愛すぎるんだけど。


俺は、顔が赤くなったのがバレないように平然を装って、はるなの頭を撫でながら微笑んだ。


「はるなはバカだな。俺がはるなのこと嫌いになるわけないって、さっきも言っただろ?それよりも…やっとこっち向いた。」


すると、はるなの顔はさっき以上に赤く染まった。


…かと思えば、騙したでしょ、と文句言いたげな顔で見つめてくる。


「だってはるながなかなか俺の方に向いてくれないから。」
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