ずっと一緒にいてね?

すると、雅の顔はさっきの私みたいに真っ赤に染まった。


………??


「…!ああ、どういたしまして。…やべー、可愛過ぎる…。俺心臓持つかな…」


雅は最後に言った言葉をごまかすように早歩きで私をリビングの中央に運んだ。


私は、雅の手によって雅とこはるちゃんの席の間に座らされた。


「はるなちゃんお誕生日おめでとう。」


いつもと変わらないこはるちゃんの笑顔に、緊張も少し緩んだ。


「…こはるちゃん、ありがとう。私の誕生日のためにわざわざ家まで来てくれて。私なんか自分の誕生日なんてすっかり忘れていたくらいなのに…」


…そう。


私は、雅に誕生日おめでとうと言われる瞬間まで、今日が自分の誕生日であることを、すっかり忘れていた。


「ううん、そんなの全然平気だよ。私も今日がはるなちゃんのお誕生日ってこと、先輩方に聞いて初めて知ったから。それに、友達の誕生日を祝いたいって思うのは当然でしょ?」
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