ずっと一緒にいてね?

「副会長を務める3年1組の瀬戸 祐介です。よろしくお願いします。」


さっきまでの嫌そうな顔はどこへやら、いつもの笑顔で、淡々と話す祐介。


「…会計の3年5組、岩見 萌々香です。よろしく。」


私も内心を悟られないよう、さらっと済ませる。


「…会計、2年7組、槙原 雅。」


相変わらず生徒会以外では、無口だね…


必要以上は話そうとしないし。


「書記の3年4組、時田 佳穂です。よろしくお願いします。」


「同じく書記の2年1組、相川 愛美。よろしくお願いします。」


「今年度の生徒会はこの6人でやっていこうと思います。どうぞ、よろしくお願いします。」


えみが頭を下げるのに合わせて、私達も軽くお辞儀をする。


そして、えみが一息ついて、チラッと私の方に目線を寄越した。


私は、えみの目線を受けてそっと頷く。


みんなもえみの目線と私が頷いたのの意味がわかったのか、目付きが少し変わった。
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