ねえ、踊ろうよ!
みんなで話し合い、私は血小板ちゃんの衣装を、真夏ちゃんは赤血球ちゃんの衣装を、涼葉ちゃんは白血球さんの衣装を、京ちゃんはマスト細胞さんの衣装を着ることに!

練習を重ねながらも、私は発表会の日に胸を弾ませていた。



そして迎えた発表会当日。女子はほとんど衣装を着ている。でも、コスプレをしているのは私たちだけだ。

「うわ〜、何あれ……」

「オタク?」

菊川さんたちが、着替えた私たちを見て指をさして笑う。「無視しよう」と藤奈ちゃんが言い、私たちは「緊張するね〜」と話した。

「じゃあ、順番を決めるよ〜」

先生がクジを引いて順番を決める。私たちはなんと最後!!

「マジか〜」

「緊張する〜」

私たちは、お互いにそんなことを言い合った。

発表会は、みんなは最後にどのチームがいいと思ったのか投票することになる。投票で選ばれなくてもいい。精一杯頑張ろう。私は自分に言い聞かせる。

「パプリカを踊ります!」
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