いきなり婚─目覚めたら人の妻?!─
余裕のない表情で尋ねる創さんがやけに可愛く思えて、私は込み上げる笑いをこらえながら創さんの唇にキスをした。
「1回だけですよ?朝まで抱き潰すのは無しですからね?」
「約束する」
「だったら私も……したいです」
恥を忍んでそう言うと、創さんは嬉しそうな顔をして私に頬擦りをした。
「明日に支障をきたさないよう、できるだけ手短に、目一杯優しくする」
「はい、お手柔らかにお願いします」
色っぽさとはかけ離れた妙なやり取りに笑いながら、何度も何度もキスをした。
互いの肌を晒し触れ合うぬくもりを感じながら、長い指とあたたかく湿った舌で体の隅々まで丁寧に愛撫され、何も考えられなくなる。
体の奥から溢れる蜜で創さんを受け入れると、幾度となく押し寄せる快感の波に飲まれ、私は何度も創さんの名前を呼んで、溺れる人のように創さんの背中にしがみついた。
朦朧とする意識の中で聞いた『真央、愛してる』と言う創さんの声は、とてもあたたかく優しかった。
「1回だけですよ?朝まで抱き潰すのは無しですからね?」
「約束する」
「だったら私も……したいです」
恥を忍んでそう言うと、創さんは嬉しそうな顔をして私に頬擦りをした。
「明日に支障をきたさないよう、できるだけ手短に、目一杯優しくする」
「はい、お手柔らかにお願いします」
色っぽさとはかけ離れた妙なやり取りに笑いながら、何度も何度もキスをした。
互いの肌を晒し触れ合うぬくもりを感じながら、長い指とあたたかく湿った舌で体の隅々まで丁寧に愛撫され、何も考えられなくなる。
体の奥から溢れる蜜で創さんを受け入れると、幾度となく押し寄せる快感の波に飲まれ、私は何度も創さんの名前を呼んで、溺れる人のように創さんの背中にしがみついた。
朦朧とする意識の中で聞いた『真央、愛してる』と言う創さんの声は、とてもあたたかく優しかった。