白い便箋を太陽に翳してみれば・・
プロローグ
未来が見えなかった。

誰かに助けてほしかった。

心が悲鳴をあげていた。


高校生でお酒・たばこ・夜遊び・・。


こんな自分が嫌だった。
もう、どうにでもなってしまえばいいって思うようになっていたから。

そんな時、手を取るようにこんなあたしを救ってくれた人。
真っ暗だった未来が、一つの明かりで照らし出してくれた。

いつも一番にあたしのことを傍で隣で見ていてくれた。
守ってくれた。
助けてくれた。


「どんな時も傍にいるよ」


これが、あなたの口癖でした。
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