恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
京太郎は、バスケの日本選抜にすでに選ばれてて、将来はNBAじゃないかって学校中でさわがれてる。

杏のことは…いまだに好きだと公言していて、学校では相変わらずラブモード全開で杏に近づいてきてるけど、杏が相手にしないし、京太郎のやつも強引なことはしない。

まあ俺もちゃんと杏のことは悪い虫つかねーように見張ってるからな。
俺と杏がダメんなったときを狙ってんだろうけど…
『残念だけど、それは一生ないから諦めろ。』
っていつも言ってやってるんだけど…まったく聞く耳もたねぇ結構いじっぱりなやつ。


言っても…もう1月。

もうすぐしたら、俺たちも3年になる。


「さてと…」

俺は母さんに結斗を返した。

「そろそろだぞ。用意しろよ。」

「あ、うん。できてる。」

今日は俺のフットサルの試合。
近所の目はあっても、学校やフットサル仲間には俺たちは付き合ってるってちゃんと公言してるし、父さんも母さんも知ってる。

俺は高崎のままだし、将来だって何の問題もねぇし…。

今日フットサルに連れてって…
そのあとどうしようか…


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