恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
唇が触れた瞬間、わたしは何が起きてるかわからなくて、頭の中が真っ白で、けど…体だけがゾクゾクして…
長い長いキスだったんだと思う。
いや、違うかもしれない…
どうだったかなんてわかんない。
それくらい混乱していた。
スルスルとわたしはその場にへたり込んだ。
そして何故だか…涙が止まらなくなった。
「なんで?なんでよ。碧斗!」
碧斗はブスッとして横を向いている。
「ひどい!ひどすぎるよ。いくらわたしのこと嫌いでも…こんなの…ひどすぎる!」
なんで?
なんでこんなひどいこと…できるの?
もう、碧斗の顔も見たくない。
わたしは碧斗の家を飛び出した。
もう、いい。
もう…無理。
絶対もう…碧斗には二度と…会わない!!