エリート弁護士は独占愛を刻み込む
俺が弁護士になることに親族の中で彼女だけが賛成してくれた。
元々俺がばーちゃん子というのもあるかもしれない。
兄は昔身体が弱くて入退院を繰り返し、俺はよく祖母の家に預けられたのだ。
俺がチョコが好きなのも、チョコをこよなく愛す祖母の影響。
『それは頼もしいよ』
祖母の優しさににこやかに礼を言う。
それから正一さんがコーヒーを持って来てくれて、皆と俺たちの子供時代の話で盛り上がり、午後一時前に祖母は帰っていった。
彼女がいなくなると、晶が俺に目を向けた。
『恭ちゃん、葵ちゃんの解雇の件、わかったわよ。死んだ子を悼むのはいいけど、今そばにいる子のことも忘れないでよ』
彼は俺にそう言って釘を刺す。
『ああ、わかってるよ。それで?』
先を促すと晶は続けた。
『葵ちゃん、丸岩本社の秘書室にいたそうなんだけど、そこの社長秘書を怒らせたみたいなの。その社長秘書っていうのが、丸岩の取引先の社長令嬢で丸岩では『女帝』と言われてるみたいよ』
元々俺がばーちゃん子というのもあるかもしれない。
兄は昔身体が弱くて入退院を繰り返し、俺はよく祖母の家に預けられたのだ。
俺がチョコが好きなのも、チョコをこよなく愛す祖母の影響。
『それは頼もしいよ』
祖母の優しさににこやかに礼を言う。
それから正一さんがコーヒーを持って来てくれて、皆と俺たちの子供時代の話で盛り上がり、午後一時前に祖母は帰っていった。
彼女がいなくなると、晶が俺に目を向けた。
『恭ちゃん、葵ちゃんの解雇の件、わかったわよ。死んだ子を悼むのはいいけど、今そばにいる子のことも忘れないでよ』
彼は俺にそう言って釘を刺す。
『ああ、わかってるよ。それで?』
先を促すと晶は続けた。
『葵ちゃん、丸岩本社の秘書室にいたそうなんだけど、そこの社長秘書を怒らせたみたいなの。その社長秘書っていうのが、丸岩の取引先の社長令嬢で丸岩では『女帝』と言われてるみたいよ』