歌舞伎町ボーイズ
 それに俺たちもずっとこの街にいて、生活しているのだから……。


 午後零時35分。


 互いに食事を取り終えて、席を立ち、レジで食事代を精算する。


 そして店の外へと出た。


 これからどこに行こうか?


 そう思っていると、ユキが、


「今からあたしの部屋に来ない?」


 と言ってきた。


「いいの?」


「うん。……ケンは今夜、仕事ある?」


「今夜はないよ。コウジの予定までは分からないけど」


「じゃあ、ゆっくりしよう」


「ああ」
 



 
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