歌舞伎町ボーイズ
第36章
     36
 2019年11月4日午前1時36分。


 喉が渇いたので、ミネラルウオーターのボトルを手に取り、キャップを捻り開けて、口を付ける。


 喉奥に冷たい水が入ってきた。


 たちまちの内に、渇きが潤される。


 ある意味、この街は常に不安定だ。


 日々、いろんなことが巻き起こる。


 歌舞伎町は、息づいている。


 俺も感じることは多かった。


 と言うよりも、何も思わない方がおかしいのだ。


 スマホは、テーブルの上に置きっぱなしである。


 バッテリーは大丈夫だろうか?


 確か、ユキのとは機種が違うので、ここでは充電できないはずだ。
 
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