歌舞伎町ボーイズ
第52章
     52
 2019年11月4日午後5時2分。


 ホストたちが動き出す。


 俺もコウジも、接客などをし始めた。


 重たい体を引き摺る。


 夜など、基本起きているにしても、眠いことがあった。


 仮眠も取れないから、じっと我慢する。


 確かに、歌舞伎町は異様だ。


 いろんなことがあって。


 日々仕事しながらも、複雑な事情を感じ取る。


 ある意味、終わらないことだった。


 ホスト業など、ふざけた仕事ではあっても、実際、いろいろある。


 もちろん、地獄もあった。

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