歌舞伎町ボーイズ
 午後5時2分。


 開店準備を終えると、客が入り始めた。


 ついさっき見かけた新宿署の刑事は、確か組対の警察官だ。


 尹流グループと争っているのだろう。


 日常レベルで、俺たちはそういったことをあまり気に留めない。


 もちろん、暴力団員の来店はお断りなのだが……。


 午後6時5分。


 客の頼んだビールをテーブルに運び、接客する。


 水割りなども作った。


 夜の街新宿は賑わう。


 俺たちホストは単なる一傭兵だ。


 別にジュンに対して、忠誠心があるわけじゃない。


 それに、ここ2、3年でも、いろんな人間が辞めたり、新たに入店したりした。
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