お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



「……あき、せんぱい……っ」


「……ん?」


また深くて、角度を変えて何度も何度も。

気づいたら体勢が逆転して、わたしの身体のほうがベッドに沈んでいた。



「あーあ。我慢の仕方忘れちゃった」


なんて言って、
また貪るように唇を重ねて求めて。


あぁ、もうこれたぶん夢なんだ。


というか、現実だったらかなりおかしい。


先輩がわたしみたいなのにキスしてくれるわけない……もん。



最後、意識が飛んでしまう寸前━━━━━。




「こんな可愛いの知らない」



余裕がなさそうな声が聞こえた。

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