Dangerous boy
結局、それを証明するのは、自分しかいない事に気づいて、私はまたsunsetに、足を運んだ。

この日は土曜日で、夕方ぐらいに店の前で、尚太君を待っていた。


すると、知らない男の人が、私に気づいてくれた。

「お姉さん。この前、うちのお店に来てくれたよね。」

私はその顔を見て、思い出した。

sunsetの、オーナーだ。


「もしかして、また飲みに来てくれたの?」

「あっ、いえ……」

「ああ、別な店だった?」

「いえ!」

オーナーさん、困ってる。

きっと、変な女だなって、思ってると思う。


「あの……本当の事言うと、尚太君に会う為に来たんですが……」

「ああ、あいつか。」

またか!って感じで返事をするオーナー。

やっぱり、そう言う女の子、多いのかな。


「尚太は、今日はまだ来てないな。店で待ちますか?」

思ってもいない、お誘い。

「いいんですか?」

「いいですよ。どうぞ。」
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