憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
そんなの嫌だし、パパたちを支えてあげられないもん。
「そっか…。音羽のお母さんは素敵な人だな」
「はい!」
大好きなママを褒められて頰がゆるむ。
自分の事を褒められるより、断然嬉しい。
ゆるゆるのわたしを見て、
「音羽も、良いやつだな」
と、翼くんは微笑む。
「そんなことないですよ!でも、ありがとうございます!」
わたしのことを、こんなにもすぐ理解してくれて。
人を褒められる翼くんの方がとてもきれいな心なんだろうな、と思う。