憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡



そんなの嫌だし、パパたちを支えてあげられないもん。



「そっか…。音羽のお母さんは素敵な人だな」



「はい!」



大好きなママを褒められて頰がゆるむ。



自分の事を褒められるより、断然嬉しい。



ゆるゆるのわたしを見て、


「音羽も、良いやつだな」


と、翼くんは微笑む。



「そんなことないですよ!でも、ありがとうございます!」



わたしのことを、こんなにもすぐ理解してくれて。



人を褒められる翼くんの方がとてもきれいな心なんだろうな、と思う。



< 30 / 297 >

この作品をシェア

pagetop