憧れの学園王子と甘々な近キョリ同居はじめました♡
まさか…、わたし…。
いや、落ち着け、音羽。
一目惚れとか、わたし、信じてないから!
「音羽といると、調子狂うから」
困ったような、微笑んでいるような、不思議な表情をして、そう言う翼くん。
「だって俺、もともと超がつく女嫌いだし」
「え…。そうだったんですか?」
それじゃあ、わたしに近寄ったら、危ないじゃないの!
早く言ってくれないと、わたしもわたしで対処できないよ!
…ん?
でも、それならなんでこの話、引き受けたんだろう。
最初、出会った時、わたし(女)だって事知ってたよね。