幼なじみの不器用な愛情
『一年生の入学式、無事に終了。花の前で写真を撮る人たくさんいた。きれいだった。ありがとうな』

隆弘から届いたメール。華は仕事の合間にメールを見た。メールの画面を開いたまま携帯電話を胸に抱きしめる。大きく深呼吸をしてから返事を送った。

『メールありがとう。とてもうれしい。教えてくれてありがとうね。明日、花台の回収に学校へ寄ります。』

華は返事を打ち込みながら本当は会いたいと入れたかった。
でもそれは心の中だけにとどめ、文字にはしなかった。

『明日、午後は会議で不在になる。会いたかった』

隆弘から夜返事が返ってきた。
”会いたかった”その文字を華は指でなぞる。

私も会いたい。
そんなことを考えながら幸せな眠りについた。
< 172 / 305 >

この作品をシェア

pagetop