僕たちの思いが届けばいいのに





「こんなことでいいんですか?」




ショウは口角を上げてチヒロに問う。リクも同じ思いで生徒会長を見上げる。





「君たちにはこの条件に同意できるということだな?」





「「もちろんです」」





「じゃあこの部活と生徒会は君たち二人を歓迎しよう」





「「ありがとうございます!!!」」





二人同時に立ち上がり頭を下げる。だが・・・
リクはふと自分たちが一番聞かなければいけないことを思い出した。





「ところで、一番聞きたいことを聞き逃しているのですが・・・」






「そうだったな、俺たちは生徒会メンバーであり基礎スキー部のメンバーだ。これからは勉強だけではない高校生活を君たちに与えよう。改めてよろしく。」





「「き、き、基礎スキー部ぅ???」」





俺たちは聞いたこともない競技に頭を抱えながら、まず部活動の内容を聞かなかったことを後悔する。





「聞かずにサインを先にしてしまったのは君たちですよ。この書類は入部届と同じ役割も果たしているので諦めてください。」






ヨウの厳しい言葉にそれもそうだと、二人は渋々うなづく。そもそも部活をしたいと言ったのは俺たちだ。だが、聞いたこともない部活に不安を募らせながら新しい高校生活になんやかんやでワクワクしているのであった。





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