24時間カレと一緒!?〜SP編〜
「あ、伊織さん!」
外には光ではなく、別の男性が外で、待っていた。
「どうしたの?みんな。」
「それが‥遙の姿が見えなくなって。」
「けど…スマホだけお手洗いから見つかったから‥。遙に返したいけど…いない‥し‥。」

「心配してくれてありがとう。遙のことだから‥多分‥帰る時忘れてしまったかもしれない。今日はもう家に帰るといいよ。ホテルの戸締りも、やっておくから、大丈夫だよ。風邪ひかないように気をつけてね」
「ありがとうございます。」


そういうと、それぞれの家に帰る直子達。

伊織は、直子達を見送ると、遙の携帯を握り締めながら

「遙‥」
と言いながら、携帯を握りしめながら、光から送られてきたメールを思い出していた。


その頃。遙は。
どこかでとまったらしい車の中で気づく。
「ふがふが!(こ、ここは?)」
と口に布と、手が後ろにあることに気づく遙。

確か、私‥睡眠薬で‥。
なんとかして助けを呼ぼうとしたドカドカと足で叩く遙。
とキイッというドアの音のする方を見ると仮面をつけた男がいて
「起きたか?仕方ない。もう一度睡眠薬嗅いでもらうしかないなサツに見つかる前に‥。」
と言い終わる前に、
「そこまでだ!彼女を渡してもらおうか。」
と外から低い声の男の人の声が聞こえ

「まさか、もう見つかったのか!ちぃ逃げるぞ!」
と車を走らせようとする犯人達。

えっ‥今の声‥まさか‥!まさか‥ね?
ホテルであったお兄さんじゃない‥よね?

と耳を疑う遙。
けど…そのまさか‥だった。

「させねーよ!」
と車のタイヤをパンクさせる背の高い男性。

「クソっ。こうなったら女を連れて逃げるぞ!」
と車から遙を連れて逃げようとする犯人達。

パニックになってる犯人達の隙をつき、
「さっ行くぞ。お姫様。しっかり掴まっていろよ?」

と布と縄をほどき、お姫様抱っこする黒髪の男。

えっ‥この人‥さっき私に飲み物を‥。

とそこまで思い出してると


「逃すな!追え!」
パンパン!!

と銃を撃ってくる音が聞こえてくる。
桜井は、遙を抱えたまま撃ってくる銃を避けながら、仲間の元に着くと、

「桜井!黒咲と一緒にマルタイを連れて行け!ここは俺と柳瀬が引きうけるから、まずはマルタイの安全が第一だ。」

「頼むぞ。工藤。行くぞ黒咲!」
「ああ!」

と仲間達と話を追え走り出す二人。

「桜井〜黒咲〜、この車に乗って!」
「わかった。後で必ず合流な!木野。」
といいながら、後部席に遙を乗せ、黒咲と呼ばれた男が運転席に乗り、木野は犯人が他の車に乗ろうとするのを阻止するため、工藤達と一緒に犯人を抑えつけようとしてダッシュしていた。
「少し手荒いな運転になるが我慢しなよ?お姫様。」
「えっ‥と‥は、はい‥。わ‥わかりました‥」

と状況がわからないまま返事をする遙。

車の外では、工藤達が犯人を抑えつけるのに失敗し、黒咲達の乗った車めがけて追いかけていた。

「黒咲!ふりきれるか!?」

「心配ねーよ!桜井!振り切れない男に見えるか!?この俺が!?」

と言ってる間に振り切る黒咲と呼ばれた男。

「きゃあああ!」

「お、おい黒咲!七瀬さんが!」

「わかってる!!今は工藤達を拾うのと、奴らから完全に巻くまでこの運転になるからな?それまで桜井、お前が落ち着かせてやれ!」

「わかった。あんまり乱暴な運転するなよ?黒咲?」
「ああ」

とまだ落ち着いてない遙に
「大丈夫だ。俺がついてる。俺が守るから安心しろ。」

「えっ‥?あ、ありがとう‥ございます‥。」
ドキン‥ドキン‥。

な、なんでこんなにドキドキしてるんだろう。
お兄ちゃんといる時はこんなにドキドキしてないのに‥。



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