社長の溺愛にとかされて
貴方を信じてる
最近は夜など寒いと感じる事も多くなり、
でも同時に人肌の温かさを、心地よく感じる季節。

浮かれているなと思いながらも、左手の指輪を見る、
慎也の約束の証。
この約束は、本来の指輪の意味のように、
永遠の約束になるんじゃないかと思っている。

慎也の左手を見ると、いつも私と同じ指輪が光っている、
それだけの事が、本当に嬉しい。

「ラブラブだな」

本庄さんが、ひょいと顔を出す。

いきなり金髪が目に飛び込み、びっくりする。

「わ、どうしたんですか?」

「玲緒奈ちゃん、ゲームに携わる気ある?」

「へ、私がですか?」

考えた事もない事に、すっとんきょんな声を上げる。
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