お助け部ッ☆



悩んだ末、あたしは【めんどくさいから放置!そのうちわかるんじゃね?】という結論に達した。




理由なんてどうだっていい。


この人たちと一緒にいる限り、理論的に考えたって無駄みたいだし。ってかあたし、理論的に考えられないし。





せっかく入部したんだから、楽しまなきゃ損じゃない?


幸いここには個性的な人ばっかで飽きなさそうだし。



それに……竜也も言ってたけど、なんか居心地がいい気がする。


出会って数時間なのに、なんか親しみを感じるっていうか。




でも覚悟いりそう……性格はともかく、イケメンの宝庫だよ?お助け部。


そこにあたしが放り込まれたなんて知られたら……


サポータークラブを敵に回すことになりそう……


それだけは避けなきゃ!!




あたしがこの、イケメンたちとの同居生活をいかに隠し通そうかと考えていたとき。




「あ、そーだ。姫香!」

『んっ?』




思い出したかのように、竜也が振り返った。




「明日5時起き!」

『へぇ………はぁ!?』

「5時起き!」

『な、なんでェ!?』




実は何よりも早起きが苦手なあたし。


寝坊上等だコラァ!!


で今まで生きてきました。




「歓迎会だよ。温泉、明日行くの!」

『は!?授業は!?』




出席日数とか意外と気にしてる真面目なあたし。




「依頼ってことでサボる。理事長に許可とったし。準備しといてねー」




マジ…ですか……?



なんだかいきなり波乱の予感……



あぁ…あたしの平和な高校生活!カムバァァァック!!!!



Mission2 END☆



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