お助け部ッ☆



飲み干したが、当然のことながら落ち着けない。




『いっぱい聞きたいことがあるんですけど』

「姫香、質問するの趣味なの?」




所々ダメージ加工されたジーパンにロンT、その上にパーカーをはおってる竜也。


なんでだろう。普通なハズなのに。

めちゃくちゃカッコイイ。

やっぱモデル顔負けだよ、あんた。




ちょっと話ずれたけどね、竜也サン。


質問しなきゃわかんねぇことが腐るほどあるんですよ。


でもまぁ。




『そーなの』




って答えとこ。


これから質問しまくること、目に見えてるからね。




「今、温泉に向かってるんだ。姫香起こしても起きねぇから毛布にくるんで運んだ」




マジでか。


ってか仮にもあたし、女の子だよ?


あっ、仮にもって自分で行っちゃった…


とにかく…女の子の部屋に無断で入るか、普通。




「鍵開いてたし」




あたしの心を見透かしたように付け加えた竜也。



自業自得ですか…


ってかこの人たちに普通を求めちゃいけないんだよね。


だってこの時点で普通じゃないんだもの。


学校サボって温泉行かないもの。


どっから持ってきたのか知らないけど、でっかい車に平然とあたしを拉致って乗ってるんだもの。




「あ、服そこにあるから。もーすぐパーキング入るから着替えといで」

『…はい〜』




もういいや。


こうなったからには認めるしかねぇや。




< 70 / 332 >

この作品をシェア

pagetop