お助け部ッ☆
飲み干したが、当然のことながら落ち着けない。
『いっぱい聞きたいことがあるんですけど』
「姫香、質問するの趣味なの?」
所々ダメージ加工されたジーパンにロンT、その上にパーカーをはおってる竜也。
なんでだろう。普通なハズなのに。
めちゃくちゃカッコイイ。
やっぱモデル顔負けだよ、あんた。
ちょっと話ずれたけどね、竜也サン。
質問しなきゃわかんねぇことが腐るほどあるんですよ。
でもまぁ。
『そーなの』
って答えとこ。
これから質問しまくること、目に見えてるからね。
「今、温泉に向かってるんだ。姫香起こしても起きねぇから毛布にくるんで運んだ」
マジでか。
ってか仮にもあたし、女の子だよ?
あっ、仮にもって自分で行っちゃった…
とにかく…女の子の部屋に無断で入るか、普通。
「鍵開いてたし」
あたしの心を見透かしたように付け加えた竜也。
自業自得ですか…
ってかこの人たちに普通を求めちゃいけないんだよね。
だってこの時点で普通じゃないんだもの。
学校サボって温泉行かないもの。
どっから持ってきたのか知らないけど、でっかい車に平然とあたしを拉致って乗ってるんだもの。
「あ、服そこにあるから。もーすぐパーキング入るから着替えといで」
『…はい〜』
もういいや。
こうなったからには認めるしかねぇや。