三年後に君がいることを俺は願う

あの日から数ヵ月後。

「おめでとう、未来、小鳥ちゃん！」

「ありがと、智君！！」

今日は私たちの結婚式です！
退院するときに未来からプロポーズをもらい私は喜んで「はい！」って言ったんだ！

「小鳥………っ！！」

お母さんは私のウェディング姿を見て涙を流していた。
お母さんは本当に泣き虫だな………。

「おめでと………、小鳥っ」

泣きながらもそう言ってくれたお母さん。
その言葉が私の胸をふるわせる。
きゅっお締め付ける。

「ありがとお母さん………っ」

私は涙を流しながら笑って言った。
未来と結婚して夫婦になれる日。
ずっと待っていた。


「新郎 原田未来。あなたは病めるときも健やかなる時も妻を生涯、支えあい、愛し合うことを誓いますか？」

「はい、誓います！」

やっぱり未来はとってもカッコいいよ。
私は毎日毎日、未来に恋をしている。

「新婦 花野小鳥。あなたはー………」

「はい、誓います！！」

未来に出会えたこの奇跡に感謝をして私は誓うよ。
君をずっと愛し続けることを………。

「それでは誓いのキスを………っ！！」

そして私たちはキスをした。
私は誓うよ。
君と永遠の愛を………。
そしてずっと君といることを私は願う。

「未来、大好き！………ううん、愛してる！！」

好きじゃ足りない。
だけど………君もそうなんだよね、未来。

「俺も！」

三年後も君がいることを俺は、私は願い続ける。
fin