ずるい。

「とーちゃく。」

車を車庫に入れ、歩きだすと、広いエントランスのマンションへと入った。

…ここに住んでるんだぁ。高そう…

部屋が近づくにつれ緊張の度合いが増す。

「はいどうぞ。」

と、開けられた一室は綺麗なフローリングの廊下が続き、その先に広いことが容易に想像できる部屋が広がっていた。

< 92 / 116 >

この作品をシェア

pagetop