part of me
第1章 あの日…
それは、あまりにも突然の出来事だった…―。


「ただいまぁ。」


ガチャ…



「………!!!?」

いつもどおり学校から帰り、リビングのドアを開けた琴音は我が目を疑った。



「な……に…これ……」



リビングは血の海だった…―。


両親が血塗れで倒れている。


「う゛っ…!!」


生新しい血の臭いが強烈に鼻孔に入り込んできて、琴音はその場で吐いてしまった。


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