君とわかれるその日まで、溢れるほどの愛を描こう


卒業式は、出られるのかな。

三月まで・・・わたしは生きてるのかな。


可能性は低いんだろうけど、わたしはみんなの顔を思い出した。

一週間も学校に来ないわたしを、みんなはどう思ってるんだろう。



「凜、優人達からいっぱいメール来てるよ。凜に会いたいって」

「ん・・・そっかぁ。あとで返すからそこに置いといてくれる?」

「ん、分かった」

「あと・・・紙とペン、ほしい」

「あとで持ってくるね」

「・・・ありがとう、妃菜」


わたしもみんなに会いたい。

きぃくんは・・・また、悲しい目、してないかな。

絵、描かなきゃ。プレゼントするんだもん。


本当はすぐにでもメールを返したかったけど、そんな力も無くて、出来ることもなくて・・・


やっぱり、一日のほとんどを寝て過ごした。


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