身長差30cm、年の差12才、この恋あり
「美莉、起きろ!」



誰なの。



私の昼寝を邪魔するやつは。



「約束を破ったから、今から襲うぞ。」


やだ、なんで、聖夜がいるの。


今何時?


「ごめんなさい。もうしませんから。」


ベットから飛び起きた。



ベットに入ったのは確か12時過ぎで、今はもう16時半。



どれだけ、寝たんだろ。


聖夜が怒るのも当たり前で。


半分寝ぼけた私に、聖夜が罰だとキスをした。


ベットに押さえつけられ身動きが取れない。


足をバタつかせると、聖夜が私の体に覆い被さって来た。


絶対絶命。



「約束を守らない美莉が悪い。」



「聖夜ごめん。明日から守るから。」



どうしたら、許してくれるのか。



泣いてごまかそう。



聖夜は、私の涙に弱いから。



「聖夜ごめん。こんな形でするのは嫌だよ。」



「俺の気持ち分かるか。俺がどれだけ美莉が好きか、分かってるのか。」



「分かってる。私も今度は頑張るつもりでいたけど、睡魔には勝てなくて、本当にごめんなさい。」



聖夜、半分は本当だから、自分に甘いから、ついつい楽な方に逃げてしまうんだ。



「分かってるなら、今回だけは許してやるよ。」



聖夜が私から離れた。



涙と鼻水で、多分顔はグチャグチャだ。


聖夜が本気で怒るとマジ怖い。


グチャグチャの顔に、聖夜がキスをした。



もう、直ぐにキスするし、でも、そんな聖夜か嫌いではなかった。


多分、好きなんだと思う。

















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