身長差30cm、年の差12才、この恋あり
聖夜、手が痛いよ。



「美莉は圭吾君と何をしてた。」



何って、仕事の引き継きをしてただけ。



まだ、たくさん圭吾君に教えてもらわないといけないことが多いのに。



「仕事の話だとしても、あんな近くによらなくてもいいだろ。」



そんなに近づいてないと思うけど。



「そんなつもりはなかったのに。」



「今にもキスしそうだった。」



聖夜の被害妄想もいいでところです。


「駄目なものは駄目だ。圭吾君も男だと言うことを忘れるなよ。」



聖夜は超嫉妬深いね。



元カレに嫉妬なんかされたこともなかったし。



めんどくさいな。



ハァー。



「聖夜は仕事しなさい。私はまだ圭吾君に、教えてもらいたい事があるんだからね。」



圭吾君の所に行こうとするのを、聖夜が止めた。



ちょっと、なんなのよ。



仕事中は、上司と部下なんだから。



私用があるなら、勤務が終わってからにして下さい。



聖夜から離れようとすると、いきなり引寄せられ。



回りに誰もいない事を確認すると、聖夜が強引にキスをする。



ここは仕事場だよ。


誰に見られたら大変でしょ。



「誰に見られたって構わない。見せつけたいし、美莉は俺のもだといいたい。」



でも、仕事中は駄目です。



聖夜の耳元で囁いた。


「この続きは、うちに帰ってからにしましょ。」



どうだ。



驚いてる聖夜の顔が面白い。



やられたままではいませんから。



やられたらやり返すのが私ですから、忘れないで下さい。


聖夜は本当にお子ちゃまなんだから、疲れる。
















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