青春の思い出
やっぱり、キミが好き!
たとえ、僕が伯爵だとしても
キミと過ごしたランべスの思い出は
忘れすことはできない。
だから、お願いだ。
僕の目の前から消えないで。
そうなったら僕は生きていけない。
キミが、僕の目の前から消えた時
僕は叔母さんの差し金で
追い出されたと思っていた。
それは、僕の従姉妹になる女性を
連れてきて婚約をすすめようとしていた。
従姉妹には悪いが彼氏がいるのに、
伯爵夫人になろうとした打算的な
考えを受け入れることができなかった。
そして、キミがきれいな
貴婦人として帰ってきた時は驚いた。
「もし、その娘が戻ってまいりましたら
どうおっしゃるのですか?」
と問いかけたのに対して僕は無条件に
「この野郎、てめえ!
いったい、どこに行っていたんだ!」
と答えていた。
すると、キミは僕に飛び込んできた。
こんなに恋しいと思ったのは、
初めて会った時以来だったよ。
これからは、二人で
仲良く暮らしていこう。
伯爵となった僕と
伯爵夫人となったキミと一緒に。
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