ねぇ・・君!
英明の決意
清香が、英明と一緒に
自分の実家に来ていた。
実家に帰ってきて、
自分の母親に英明を紹介していた。
英明は、清香の母親と高校生になる
清香の弟に打ち解けていった。
そして、清香の父親が帰ってきた。
清香の父親は、清香が
帰ってきたことを喜んでいた。
そして、清香は自分の父に
英明を紹介していた。
「はじめまして、長野英明です」
「娘が、お世話になっているそうですね。
あなたは、娘を命がけで守ったと
聞いています」
「僕は、清香さんとは
結婚を前提に交際をしています。
お恥ずかしい話ですが、
僕自身3年前に離婚をしました。
しかし、清香さんに出会って
仕事だけでなく、生涯の伴侶として
人生をともに生きていきたいと
思うようになりました。
清香さんの優しい心遣いは、
僕だけではなく職場の仲間からも
一目置かれています。
僕は、そんな清香さんと一緒に
生きていきたいと思っています」
清香の父は、英明の言葉を
真剣に聞いていた。
英明ならば、清香を任せていいと
思ったのだろう。
清香の父は、英明にこう言った。
「一度は、結婚が破談になった
娘ですが幸せにしてください」
「お父さん、私の結婚をしたい人を
認めてくれるんですね?」
「清香、この人との仲を認めよう。
この人は、おまえのことを
命がけで守った男だ。
この人となら、おまえは幸せになれる」
「ありがとうございます、
必ず幸せにします」
「よかったわね、清香。
英明さん、清香のことを
よろしくお願いします」
こうして、英明は清香の両親に
清香との結婚を認めてもらえたのだ。
これから、清香との結婚に向かって
精一杯頑張ろうと英明は思った。
そして、清香と英明が
清香の実家を出たのが午後9時であった。
車は、英明と清香で交代で
運転をして蛍池のマンションに
着いたのが、日付が変わって
午前1時をまわっていた。
そして、英明は自分の部屋を開けると
清香と一緒に部屋に入った。
「明日は、仕事だから
シャワーを浴びてから寝よう」
そう、英明は明日から職場復帰を
することになったのだ。
これで、英明が茶屋町オフィスの
課長として再出発をするのだ。
それを清香は、うれしく思っていた。
「清香、シャワーを浴びてこいよ。
オレは、もう浴びてきたから」
清香は、英明の言うまま
シャワーを浴びてきた。
バスタオルを巻いて出てきた清香を、
英明は寝室のベッドに運んでいた。
そして、清香のバスタオルを外した
英明は清香の白い肌に触れていた。
清香は、英明が肌に触れるたびに
小さくあえいでいた。
そして、ベッドでの熱いセックスが
終わった時に英明が清香に言った。
「清香、おまえはオレの妻だ。
明日、正式に婚姻届を出して
オレたち夫婦になろう。
婚姻届の用紙は、オレが役場に行って
もらってきたのがある。
明日の朝に婚姻届を出したら、
オレたちは夫婦で暮らせる。
清香、これからは
オレの部屋で一緒に暮らそう」
清香は、うれしかった。
これからは、英明に妻として
できることをしよう。
そして、英明が家に帰って
居心地のいい家庭を
築いていこうと思っていた。
< 15 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop