幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
二人きり、触れる唇
あの噂は収まり、修学旅行となった。

まだ言う人もいるけど、だんだん元の生活になってきた。

「楽しみね」

「ね!」

修学旅行ぐらいは楽しもうと思った。

「何かあったら私や入井くん、あの三人に言いなさいよ?」

「分かってるよ」

大丈夫、分かってるから。

「おーい。りり、何ぼーとしてんの?バスに乗るわよ」

「あ、うん」

というわけで三泊四日の修学旅行がスタートした。
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