どうも、弟です。
***

「えええ~っ!!!? そんな事って本当にありえるの~!!?」

「すみれ!! 予想はしてたけど本当に声大きいから落ち着いて!!」


ほら~~~!

やっぱりこうなるんだもん!

ただでさえ他の人には聞かれたくない内容なんだから本当に大きな声出さないでよすみれ~~!!


驚きすぎて立ち上がったすみれの両肩に手を置き、落ち着かせる。


「はいっ、深呼吸だよすみれ~!」

「すーっ、はーっ……ふう、ちょっと落ち着いた……」

「すみれは絶対こういう約束破るんだもん、ほんと、バカ」

「一花の内容がやばすぎるんだって」

「自分でもそう思ったから話そうか悩んでたのに~」


私がそう言ったところで、さっきまで強張っていたすみれの表情が少し和らいだ。

不思議に思って首を傾げると、すみれはふっと笑った。

どうしたんだろう、急に。


「でも、話してくれて嬉しい」

「約束破ったじゃない」

「もしもこのまま一花が私に本当の事話してくれなかったら、一花のこと嫌いになってたよ」

「すみれが私を嫌いになることできたらの話ね?」

「やだ、そういうこと言わないでよ自信なくなっちゃうから!!」



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