向かう先はおなじ
「なかなか信憑性のない話だけど、とりあえず

わかったよ。春ね。春。わかった。」

「そんな事言わないで信じていてほしい。」

なんて、こんな会話でちょっとイライラして

しまうことよくあった。

だって、俊は何も動きがないから。

「頑張る!」

とか、

「ちゃんと、やってみる!頑張るね!」

とか言う割には……

なぁんも、無いって印象だったから。

だから、結局俊が離婚するまで、

その件に関して、私は

俊を心底信じれなかった。
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