あなたと。
駿璃SIDE

✲女性として✲




自宅に帰ると.近所に住む彼女が先にいた。

『おぉ!どうした!』
『駿璃ッ!』
『何?泣いてる?』
『ウウッ』

涙を浮かべて俺を見つめる瑞希。

『瑞希?どうした?何かあった?』
『えっ?』
『どうして泣いてるの?』
『なんか・・・かわいそうなの!』
『かわいそう?』
『みんなで優月を守ろうよ!』
『いやいや!全然意味わかんない!』
『今は詳しい事は分からなくていい!』
『うん』
『でも私が助けを求めたら優月を守って?』
『守る?いいけど!大丈夫?』
『ごめん!』
『えっ?』

なんか泣いてて情緒不安定なのか?
優月ってさっきの転校生だよな。
何かあったのか。
詳しい事は言えなそうだから聞かないけど。

『大丈夫!安心しろ!お前でもお前の友達でも俺がちゃんと守るから!心配するな!』
『ありがとう!』

そう言って笑顔を見せた瑞希。

『お前は笑顔の方がいいよ!』
『うん!』
『泣き顔もたまにはかわいいけど!』
『えへへ!』

泣いていたのがウソかのように笑っていた。
こりゃやっぱり情緒不安定だな。
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