たとえ君が・・・
今日は辛い現場が多かった。多香子を立ちあわせてしまったことを渉は心配していた。

多香子は渉の顔を見て、理恵の言葉を思い出す。自分が辛いとき、1番支えてくれたのは渉だ。その渉がどんな想いだったのかを知り、より愛しさが募った。

「平気」
多香子が渉に伝えると
「よかった」
と渉は微笑んだ。
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