チョコレートよりも甘い彼…
玄関につくと華ちゃんは靴を履き替え
可愛い笑顔で"おはよう"と手を振った
華ちゃんとは小学生の頃からの友達で
どんな時で私の味方でいてくれる
大大大親友なのだ!
「あれ?亮輔は?」
「多目的ホールにいたから置いてきた笑」
「え!大丈夫?笑
呼び止められなかったの?」
「んー呼び止められたかな?笑
急いで来たから覚えてない!!!」
そういい2人で笑い階段を登って行くと
慌てて下ってくる亮輔がそこに居て
「何でなにも声を掛けずに行くの!
心配するでしょ?」
「だって!!!!
華ちゃんに早く会いたかったんだもん」
「それでも声は掛けて行けるよね?
そんな短いスカートで階段は危ないって
さっき言ったばかりだよ?
もう少し危機感持ってよ…お願いだから。」
すると華ちゃんは笑いながら
「亮輔は心配し過ぎだよ!!!!!
本当に莉花にはとことん過保護なんだから」
「当たり前だろ!俺の彼女なんだから。
莉花は危なっかしいから俺が傍に
居ないと変な虫がつくからね。」
「…あーはいはいはいはい
いつでも本当に甘々なんだから
朝からご馳走様です!」
そんなやり取りをしてる亮輔にぎゅうして?
を言えば機嫌は元通りになる事を知ってるから
「亮輔ごめんね?…ぎゅうして?」
「////
急に俺の前から見えなくならないで」
「あーもう!教室行くよ!笑」
私に甘々な亮輔に呆れながらもいつもの
やり取りを上手にまとめてくれた。