空に星が綺麗
えっと…これはもしかしなくても、デートのお誘いってヤツですか?

同僚の星川くんからのまさかのお誘いに、私は固まった。

「青空が杉田さんに会いたがっているんです」

星川くんが言った。

「わ、私にですか?」

自分を指差して言ったら、
「青空、“お姉さんが作ったご飯がまた食べたい”って言ってるんです。

俺も昨日のお礼がしたいので、青空と3人で出かけることができたらなと。

なので、もし杉田さんがよろしかったら…と思いまして」

星川くんが言った。

「そ、そうなんですか…」

何だ、青空ちゃんが私に会いたい――正確には、私の料理なのだが――だけか。

「いいですよ、青空ちゃんと3人で出かけましょうか。

私、その日はお弁当を作って持って行きますので」

そう言った私に、
「ありがとうございます。

帰ったら、青空に伝えます」

星川くんは嬉しそうに笑ったのだった。
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